ケナフ1

私のケナフ日誌2

<何故ケナフをそだてているのか? >

 昨年8月初旬に、近くのゴミ焼却工場で開かれた『親子見学会』に参加した際に、工場内で栽培しているケナフの苗を2株、お土産にもらったので、試しにベランダのプランタ−に植えてみたところ、大きく育ちました。種子が沢山採れたので、試しに播いてみたら、結構いい苗が出来たので、今年も育ててみることにしました。『たまたまもらったから何となく育てている』に過ぎません。参考資料は、見学会の際もらった『ケナフの育て方』という小冊子と『ケナフの絵本』(農文協 刊)のみです。私は、環境問題に熱心なわけでも有りませんし、エコロジストでもありません。「在来種を除いてまでケナフの栽培を拡大すると、自然の生態系が破壊される」という意見ももちろん知っています。(賛否両論噴出し、学校でも栽培され、注目度の高いケナフなら小3の娘の自由研究のネタとしてポイント高いかも。昨年採れた繊維もあるし。)という実用的下心もちょっとありました。ケナフの栽培と紙作りで、夏休みの自由研究をでっち上げることが出来たので、所期(?)の目的は達成できました。

 この、ホ−ムペ−ジを開設したのも、ケナフの知識や栽培の普及を目指してのことではありません。賛否両論有り今話題の、ケナフに興味を持っていただけたら、という軽い気持ちで続けています。拙ホ−ムペ−ジ愛読者に差し上げる予定のケナフの種は、まだ採れていません。「タヌキ」ならぬ「採らぬケナフの種算用」で申し訳有りませんが、ケナフの種が採れ次第、郵送いたします。今後とも拙ペ−ジをご愛読下さいますよう、お願い申し上げます。

追記 購入し、400粒ほどケナフの種を確保しました。ご連絡、お待ちしてます。


「もうすぐ、開花?」

写真では、分かりにくいですが、蕾が続々と出てきました。もうすぐ、開花?

10月21日

 


『今度こそ開花?』 
10月26日

円錐形を2つ底辺部でくっつけた様な形の蕾です。


『いつ止まる成長点?』

 植物というのは、蕾が出始めると、丈はもう伸びないものだと思っていましたが、蕾が出始めてからも伸び続け、とうとうベランダの天井にぶつかってしまいました。

慎重に推移を見守っております。(つまり、何もしないで放置してるの謂)

10月26日


『ついに 開花』

ついにケナフが開花しました。

 11月2日

 


「ジャングル状態」 

 ケナフの丈がどんどん伸び、ベランダ半分は、まるでジャングルです。8月に挿し木した枝は、立派な幹になり、とうとう天井にどどきそうです。ケナフの蜜はおいしいのかミツバチが沢山飛んできて危ないので、子どもはベランダに近づけません。たくさん栽培しすぎたことをチョッピリ後悔しています。

 今にも天井に届きそうな、元挿し木

 11月6日

きれいに開いたケナフ 


「次々と咲くケナフ」

11月11日

ケナフの花は、アサガオタイプ。朝開花しては、夕方しぼんで、それで終わり。

そのかわり蕾の数が多く、どんどん咲きます。


11月27日


「ケナフは本当に『地球に優しい』のか?」

ケナフが地球環境に有用という根拠は

1.CO 2の取り入れ、酸素の排出量が多い

2.成長の早い1年草なので、紙の材料にすれば、森林伐採が防げる

の二点です。しかし、自分で実際に紙を作ってみて、ケナフの靭皮部の繊維は非常に硬く、パルプ化するためには多量の

*火力 *電力 *化学薬品 *水

を使うので、却って環境負荷がかかり過ぎるのでは、と実感いたしました。あと、多量に育てても利用せず腐らせるだけなら、腐敗分解の過程でCO2が排出される、という批判も有ります。こういう批判に答えるべく、「彩の国さいたまケナフの会」は機械メ−カ−と共同で物理的にケナフの繊維をパルプ化する機械を開発したそうです。私は「彩の国さいたまケナフの会」とはなんの関係もなく、ただケナフを育てているだけですが、興味の有る方は、「彩の国さいたまケナフの会」のホ−ムペ−ジを覗いてみて下さいませ。

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