ケナフ2

 

私のケナフ日誌


 

『種蒔き』

                   

 黒い三角のかわいい種です。5月15日に播種。


『発芽』 

 5日目。発芽率は、結構低い。沢山播きましょう。


『アブラムシ』 

 

 新芽の頃はアブラムシに注意。殺虫剤を至近距離でかけすぎ、低温障害に。


『20センチ』

 

Image 漸く20センチ。葉が新しく出る度に形が変わる不思議な性質を持っている様です。時ならぬ梅雨時の暴風雨でヒマワリは折れてしまったけど、ケナフは元気です。梅雨が明けると1日5~6センチ伸びるという噂です。


『高温障害』

梅雨明け前の猛暑でク−ラ−を何気なくつけ、室外機の熱風がケナフを直撃してしまい、慌ててプランタ−を移動させました。ベランダ園芸は前途多難です。


『ジャックと豆の蔓』

 台風もあまり荒れず、ケナフは元気です。20センチを超えたらすごい速度で成長しています。殆ど気分は『ジャックと豆の蔓』。もうすぐヒマワリを追い越す勢いです。頑張れヒマワリ。

上から見たところ

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           「七裂片」

 本葉が、ハ-ト型、三裂片、五裂片(次女が「てんぐのうちわ」と呼んでいます)と変わってきて、とうとう七裂片が出始めました。七裂片がでそろうといよいよ蕾です。昨年は七裂片が出始めた苗木から育てたので、それ以前の過程は、はじめて観察しました。


「挿し木」

 横に広がった枝を剪定し、試しに挿し木にしてみました。生命力旺盛な植物なので、挿した当初はしおしおでしたが、何とか根づきました。


非木材紙とは? 

 木材パルプに代わって草やサトウキビの絞りかす、海草、くず布などでつくった紙。森林資源の保護のために近年普及してきた。しかし、古代エジプトで葦からパピルスを作ったように中世までは紙は全て非木材紙であった。製紙が工業化して木材パルプが原料となった経緯がある。多く使われているのは麻の一種で、四カ月で三、四メートルにもなるケナフ。印刷用紙や水切りゴミ袋、ティッシュペーパーなどの用途がある。木材パルプに比べてコスト高が難点ではあるが成長が早くCO2固定率も高いなどのメリットがある。  ケナフとは木材に代わる紙(非木材紙)の原料として注目される草。東南アジア,中国,カリブ海沿岸などに生育。5〜6カ月で高さ3〜4mに成長する。   (『現代用語の基礎知識』より)


「紙漉き」

 昨年育てた、2本のケナフの幹から、紙を作ってみました。(7月31日)

1.靭皮部と木部に分ける。つまり皮をむく。
2.靭皮部を3センチ位の長さにはさみで切り、お湯で40分煮たあと、よく水洗い。ミキサ-にかけ る。
3.重曹液で3時間、煮る。水洗い。再び、ミキサ−にかける。 
4.晒し粉で晒し、白くする。水洗い。
5.木部で作ったパルプ、洗濯糊、水と一緒にミキサ-にかけ、どろどろにする。
6.紙漉き。乾燥。 

 以上、1日がかりの作業でした。1の前に何日も水に漬け剥きやすくするのも、虫がわいたり腐ったりするのを防ぐため、毎日水を替えたり大変でした。4は省略しました。少し黒っぽい方が手作りらしい味わいがある、と言えば聞こえがいいですが、単に嫌になっただけです。3は、重曹液の泡ですぐ噴きこぼれるので、3時間鍋番が大変でした。殆ど気分はマクベスの運命の魔女か、白雪姫の継母です。そのうえ、ものの本やインタ−ネットで調べたところ3は、「薬局に印鑑と身分証明書を持参して、苛性ソ−ダ(水酸化ナトリウム)を購入しましょう」とか「草木灰を使うとよい」とか書いてあって、「そこまでやるか。」ともう頭がくらくらしてきました。あく抜きや膨らし用の重曹は高いので、掃除用の安いもので十分でした。「アルカリ性なら文句ないでしょ。」と最後の方はだんだん投げやりでした。5の木部パルプは作らず、牛乳パックで代用しました。これが子供の夏休みの宿題の理科の自由研究でなかったら、きっと途中で止めていたと思います。

訂正・追記

読者の薬剤師さんのご指摘によると、現在の法律では、印鑑・身分証明書を持参しても一般の方は、苛性ソ−ダは、購入できないそうです。インタ-ネットの情報は、古く、不正確だったようです。お詫びして、訂正いたします。単なる、趣味のペ−ジであっても一応正確さは、期しております。間違いに気付かれた読者の方は、ご指摘下さいますよう、おねがいもうし上げます。(なにしろ「間違いだらけの管理人H」なので..........。)

涙の力作の写真

           


           「トゲ」

 幹にとげとげが、はえてきました。。トゲが生えてくると何となく「ケナフらしくなったなあ」と嬉しくなります。


           「乾燥」

 二泊三日の旅行に行っていた間は、ベランダのフェンス際にプランタ-を並べ、「天からのもらい水」を期待していましたが、結局雨は降らなかった様です。帰宅時は、シオシオでしたが、水を撒いたらすぐ元気になりました。さすがに、生命力の強い植物です。因に、ヒマワリは全滅しました。

 


          「もうすぐ蕾」

 お盆を過ぎたらまたまた急成長。もう180cm位に伸びました。9月に入るともうすぐ開花です。ケナフの花はアサガオタイプです。つまり毎朝開花し夕方しぼむとそれでお終い。そのかわり、花が沢山咲くので種は沢山取れます。蕾が出来ると成長点は止まるので、上には伸びません。良くしたもので、ベランダのプランタ−で育てるとちょうど天井に付く直前に成長が止まります。これが文字通り青空天井だったら、2~3M伸びるそうです。

 ケナフだのアサガオだの、丈の高い植物が狭いベランダを占拠し、布団や洗濯物を干す場所の確保に大童。誰か助けて。


    「 ベランダフェンスを超えて育つケナフ」
               9月28日

 

 

 

 

 

 

         布団も洗濯物も押しのけ、ドンドン育っています。


 『ベランダの天井に付きそうなケナフ』

今にも、ベランダの天井に、届きそう。早く

蕾が出て!                

  10月15日

 

プロの園芸農家の父は『上を止めて、横に張らせる』とか、よく言ってましたが、私はどうしてよいか分かりません。

天井につく前に蕾が出て、成長点が止まることを祈るしかありません。


『蕾?』
ケナフに、蕾らしきものが現れました。葉の塊かどうかまだ分かりません。 

ケナフ蕾? 10月17日

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