嗚呼!?低学力

 先日近所の食料品スーパーで女子高校生とおぼしき新米アルバイトがレジを打っていました。3割引きタイムサービス商品を、なんと3%引きで打とうとして、傍らにいた指導役の店員さんにきつく注意されていました。食材高騰のおり、30%引きと3%引きを間違えれば苦情が殺到するのは必定。指導役の方も必死です。次はニジマスとアユ、タラの切り身とサケの切り身の区別ができず焦っていました。スーパーのレジ打ちといえどもなんでもバーコードをピーで済む訳ではなく、最低限の学力と生活常識は必要だということがよくわかります。電車の中では某中堅大学の女子学生とおぼしき数人が「あたしぶっちゃけレタスとキャベツの区別がつかないのよね」「あたしもそうだよ、そんなのふつーだよ」と会話していました。ためしに書店で「宛名 大正大学  但書 書籍代」で領収書を書いてもらったら「大正大学ってどう書くんですか?」と店員さんに尋ねられました。「はー!?明治、大正、昭和の大正ですが」と答えると、イラついて「だからその『たいしょう』ってどう書くんですか」と切り返されました。「大」「正」「学」すべて小1で習う漢字です。ついでに「籍」も書けず、「『たけかんむり』に横線三本の木のような字を書いて『昔』」と説明したら、なんと「藉」と書いていました。これでは「乱暴狼藉」の「藉」です。あー、頭が狼藉状態になりそうです。
 家に帰って次女に確かめたら「3割引=30%引き、0.7掛け」という理解が曖昧でした。レタスとキャベツは「ぶっちゃけ区別ができない」と言ってました。低学力と青い鳥はやっぱり我が家にいるのでありました。



 十三夜日記

2008.7.17更新分

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